GetItDoneWith.AI
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2026年9月21日 · 読了時間: 3分

一緒に仕事をする相手に、必ず聞くようになった質問

ウェブサイトの運用をお願いする相手でも、デザイナーでも、会計士でも、弁護士でも。今は最初の打ち合わせで、必ず同じことを聞きます。

「普段の仕事で、AIをどう使っていますか?」

1年前はこんなこと聞いていませんでした。今はこの質問がいちばん役に立っています。返ってくる答えは、いただくサービス概要資料よりも多くのことを教えてくれます。私達が取引先として常に探しているのは、AIで生産性を上げながら、品質を落とさずにより良い成果を出せる人。AIを避ける人でもなく、AIに丸投げする人でもありません。

何が変わったのか

私たちは相反する2つの難しい要求を求められることが当たり前になりました。

「AIを使いこなせ、AIファーストになれ、もっと速く仕事をこなせ。」

そしてその一方で、

「AIっぽい中身のない成果物は出すな、その人らしさは失うな。」

とも言われます。どちらももっともな話です。これは日本でも海外でも同じで、特にIT業界では厳しく言われます。

GetItDoneWith.AIアノサAIも自分たちだけでは回りませんので、取引先を探すときは「AIを使って生産性を最大化しながら、品質を落とさずにより良い成果を出せる人」を積極的に探しています。AIを避ける人やAIに丸投げする人ではなく、AIを使いこなせる人。難しいですが、私たちのような基準を持つ会社はどんどん増えていくと考えます。

変わったけど、価格は変わってない

これまで時間がかかっていた作業がAIで一気に短縮されるなら、その分が価格に反映されるのは自然なことだと思います。クライアント側に立つ人間がAIの可能性に気づけば気づくほど、価格反映を求める人が増えるのは当たり前だと考えます。

もちろん、専門職の価値は、もともと作業時間ではありません。専門性と判断力、質、それが一番大事なことです。ただ昨今ではそこに「AIをうまく使えること」が加わってきています。速く仕上げられることと、価値の高い仕事であることは別と考えた上で、同じ質のものがより早く達成できるのであれば、その分価格も安くなるべき、と思いませんか?

ただ、まだ多くの職種がこれまでの価格モデルは実態に合わない、と思っていながら、代わりの請求モデルをまだ誰も持っていないのが現状だと思います。

先日、ある会計事務所の方と話したときに、この点をとても率直に話してくれました。自分たちの価格設定はAI以前の時代に作られたもので、今の現実を正しく反映できていない、と。かつては会計士が必要だった作業の多くを、今はクライアント自身がAIを使って済ませられるようになった。だから業界全体として、価値を提供し続けるために料金の考え方を作り直す必要がある、というお話でした。そして、そう思っていながらも、会社としてはまだそれを価格に反映しておらず、顧客としては納得のいかないであろうものを提供し続けている、と正直に漏らしてくれました。

これを言葉にして認めてくださる方は多くありませんので、大変ありがたいと思いました。

これは会計業界に限った話ではなく、多くの職種で同じことが起きています。これまで請求の根拠になっていた作業ほど、AIが真っ先に吸収していく領域だからです。

理想と現実の狭間で

ただ、正直なところ、AIの使い方を本当に理解している取引先を見つけるのは今でもかなり難しいです。

特に日本では、本当の意味でAIを使いこなし、自分の仕事に意味のある形で組み込めている方に出会う機会はまだ限られています。「使っています」と言う方は多い。けれど、AIによって仕事の進め方そのものを変えた方は、そこまで多くありません。

私が探しているのは、まさにそういう方たちですが、見つけるのに苦労しているのが現実です。

これから起きること

専門サービスの「価値の測り方」が変わる流れは、まだ始まったばかりだと思います。AIによって作業時間が短くなれば、価格モデルも、契約のかたちも、クライアントの期待値も変わっていきます。この話を先に持ち出せた側が、新しい基準をつくる側になります。変化についていけない企業は、これからますますクライアントが求めることと自分たちが提供していることのギャップが広がっていくでしょう。

もし専門職の方がこれを読んでいたら、もし明日クライアントから「AIをどう使っていますか」と聞かれたら、何と答えるか考えてみませんか。(鬱陶しいクライアントだな、と思われるかもしれませんが 笑) そして、その答えがどう報酬に反映しているか、立ち止まって考えてみませんか。

みなさんの業界では、AIによって何が変わってきていますか。クライアントの評価のしかた、価格の交渉、提供価値の定義に、すでに変化は出ているでしょうか。

GetItDoneWith.AI — Knowledge to Action2026年9月21日