AIで発信力を高める前に考えておきたいこと
- 1月14日
- 読了時間: 3分
現在、AIの活用事例として最も多く語られているものの一つが、コンテンツ生成です。
私は何年もAIが私達の日常に溶け込んでいくのを見てきましたが、特に英語圏ではコンテンツ生成にAIが使うのはどんどん当たり前になってきています。
読者や顧客の関心を引き、信頼感のあるトーンで情報を届ける、そうした目的でAIを使う動きが加速しています。
生成AIの進化により、ブログ記事やソーシャルメディアへの投稿、その他の対外的な情報発信を、大きな手間をかけずに自動化できるようになりました。
実はこのブログも、英語で書いたものをAIを使って訳した上で編集しています。簡単にコンテンツが多言語に展開できるようになったのも、AIの進化のおかげですね。
しかし一方で、インターネット上にはAIが生成したコンテンツが急速に増え続けています。
目的や判断を伴わずに使われたAIコンテンツは、価値を高めるどころか、静かに信頼性を損なうリスクをはらんでいます。
現在、特に海外ではSNSやビジネス系メディアに溢れる「いかにもAIが書いたような文章」に違和感や疲れを感じている人が増えてきています。日本でもこれからどんどんそういったコンテンツが主流になっていくのは時間の問題ですが、私達はそれがどこに辿り着くのか、理解できているのでしょうか。
実際、海外の有名なWebサイト制作ツールやコンテンツプラットフォームには、毎週のブログテーマを提案し、すぐに公開できる原稿を自動生成し、あとは「投稿」ボタンを押すだけ、というような仕組みが次々と組み込まれていっています。
表面的にはとても効率的に見えますが、生成された文章の中身をよく見ると、実際には経験していない事例や存在しない顧客の声など、実は虚偽の文章がもっともらしいトーンで書かれているケースも少なくありません。
SEO対策も完璧だしコストはほとんどかからないから良いのでは、と思う人もいるかもしれません。
でも、そこに本当の価値はあるのでしょうか。
私はここで一旦立ち止まって考えるべきだと考えます。
これは価値を生んでいるのか。
それとも、気づかないうちに信頼やブランドを削っているのか。
これは、ツールや手法を選ぶ前に、リーダーが自らに問いかけるべき問いです。
AIに、これまで時間や労力がかかっていた作業を任せたくなる気持ちはよくわかります。
しかし、その前提となる思考を省略してしまうことの代償は、特に長期的な信頼や差別化を重視する組織・個人にとっては非常に大きいものになるとは思いませんか。
GetItDoneWith.AIでは、楽に、ではなく、「正しく」AIを使い、品質と価値を損なわずに成果を出したいと考えるリーダーやチームを支援しています。
AIは、判断を置き換える存在ではありません。
より良い判断と実行を支える“補助輪”として使われてこそ、ブランドを高める力になります。
AI生成コンテンツが今後さらに増えていく中で、
「何がその会社の価値観なのか」
「何が自分らしさなのか」
を、明確にすることの重要性はこれまで以上に高まっていると、私達は考えます。
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